今コロナ禍で海外から先生をお招きするのは難しいですが、新薬の発表会やアニバーサリー講演会等、海外から招待する時に改めて私達はどのような確認をしているかの例を上げさせて頂きます。

確認事項
1:同時通訳 要・不要
2:同時通訳者手配 主催者・代理店 過去の経験を確認
3:領域  領域により同時通訳レシーバーの必要数算出
4:先生との事前やり取り(コレポン) 要・不要
5:滞在中の講演回数  各エリアでの講演会予定
6:到着時のお迎え方法 到着日時により選択
7:滞在中のアテンド
8:免税措置等

4のコレポンがあった場合でも多忙な先方医師とのやり取りを誤解なく最低限で最大の情報を引き出す為に一度で先方が判断出来る材料を示す必要があります。

例えば:コレポン内容
1:拘束期間
2:謝金 支払い方法等
3:渡航条件
4:滞在条件
5:食事希望 アレルギー・宗教的制限等
6:講演内容
7:発表データについて
8:録画・録音について

海外招聘医師がいるだけでも上記の確認事項がありますが、この事が全てではなく先方の回答から繋がる確認事項がまだまだあります。
現在はレギュレーションが厳しく、日々更新されていますので条件等変更がないか確認しながら進めていく必要があります。
一部は中継会議で海外から参加頂く場合にも適応出来る内容もあります。
参考にして頂けましたら幸いです。

今年最後の更新となりました。
この時期本来ならば一年を振返るニュースが多く、きっとオリンピック・パラリンピックのネタで盛上っている状況だったと思います。
しかし振り返る所ではなく、コロナの感染者数・国内・世界各国の動向のニュースに翻弄されている毎日です。

2021年はお一人お一人の明日に期待が持て展望が開ける年となりますように願うばかりです。
くれぐれも体調に気を付けて良い年末・年始をお迎え下さい。

金子 孝一